2015年11月5日木曜日

Gravity (2013)



Year:2013
Director:: Alfonso Cuarón()
Cast: Sandra Bullock, George Clooney + (Ed Harris) *エド・ハリスはちょろっとだけ。

★★★★☆4.3
★★★★英語レベル4
宇宙関係の専門用語はもちろん多いけれど、全体にわたって専門的な話ばかりしているわけではなく、どうしたら地球に帰れるかという目的がある内容+それに沿った会話なので理解はしやすい。

Watched on 2015/11/3 (文化の日)

●やっと見ることできた
バイリンガルニュースのマミちゃんがラジオですごいプッシュしていた記憶があって、見たいなと思っていた。先日家で映画を見ようという日があったんだけど、ネットで見られる映画にこの作品が含まれていなかったので、その日はScent Of Woman見たんだよね。Amazonの有料作品にあったんだけど、なんと料金が1000円くらいだった。Huluとかにも入ってなかったし。

●久しぶりにTSUTAYAに行ってみて……
ここ最近Huluにばかり頼りすぎていた。海外ドラマを見る分にはHuluはいいけれど、映画としてはやっぱりほんの一握りしか攻略できないね、huluでは。というのはすんごい久しぶりにTSUTAYAに行ってみたら、「見たい!」と思っていた作品が(当たり前だけど)ちゃんとそろってて、感動してしまった。Huluは期間限定だったりいろんな制限があるから、あのリストの中から見たい映画を選ぼうとなるとやっぱり限定的になっちゃうんだよね。いやいや、映画はちゃんと見たいと思ったものを旬のうちにみなくちゃね。自分で足を動かしてTSUTAYAにでも映画館にでも行かなきゃダメね。
TSUTAYA、旧作レンタルが77円にまで価格降下していてビックリ。人件費削減の一環なのか、レジも機械が導入されてセルフレジになってたよ。ワオ)
今回久しぶりにTSUTAYAに行ったのは子ども用に『CARS』をレンタルしようと思ったから。それで初めて気が付いたんだけど(これも、まあ、考えれば当たり前なんだけど)ディズニーはHuluなんかに作品出してないんだよね。トホホ。さすがディズニー。
(ディズニーに対しての好感度は大人になってから急降下中だけど、子どもが保育園でに日本語の歌詞dかえどLet it GOを覚えてくるから、これを機に、英語で歌えるようになろうと私が一生懸命歌詞を覚えている最中でございます)

●え!? 主演ふたりだけ?
あらすじも出演者もほとんど知らないで見てみたんだけど、地球と宇宙の映像を行ったりきたりするのかと思ったら、全編in Outer Spaceでビックリしたわ~。キャストに、なぜかエド・ハリスが入ってるけど、前半にちょーっとだけ出た(映ったというレベル!?)だけで、この映画の主演はなんとメインの二人だけですよ。クルーニーとサンドラ・ブロックのみ。この映画にはいつものギャング*は出てなかったね。

*ギャング:クルーニーは自分が監督している作品のクルーや、共演者のことを「ギャング」と呼ぶ。


●フィクションとノンフィクションの境界線はどこなんだ!
この作品を見るのと同時期に『残虐器官』(by 伊藤 計劃)を読んでいて今日読了したんだけど、この映画『Gravity』といい、『残虐器官』といい、現実で起きていることと、フィクションとして創作・追加・脚色した部分の境界線がわからなくて混乱している。だってどちらも今(2015年)という時代から、これらの小説の世界を覗くとどちらも現実的に「アリ」な世界なわけですよ。ただ、もしかするとまだ実現不可能な現象・システム・しくみはもちろんあるかもしれない。でも!!!いや!!!テレビやマスメディアで報道されていないだけで、これらの作品に描かれていることは、今すでに現実として実現されていることばかりなのかもしれない。これを考えだしたら、どこからどこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか全然わからなくなっちゃったですよ。
1980年第に『スター・ウォーズ』を見て「おおお、未来。すごーい進化! いつかこんなことできる日が来るのかな☆」なんておちおち夢を見ている時代とはわけが違うんですよ。だから現代の小説家、とくにSF小説家って現代科学や宇宙工学にそうとう詳しくないとダメなのね。うあああ、大変。

●森博嗣のミステリ
すみません。『Gravity』とは直接なんの関係もないんだけど、ここ1か月間ずっと森博嗣のS&Mシリーズにはまっていて、つい先日最後の10巻目を読了したところ。上の『残虐器官』にちょっとだけ関係するからここに書いちゃうけど、S&MシリーズはSFではなく、必ず密室殺人がおこるミステリで、工学系大学建築学科の教授犀川先生とお嬢様大学生萌絵ちゃんが事件に巻き込まれる設定。このシリーズのおもしろいところはトリックやストーリー全体に現代的なPCのトリックや用語、背景状況などが登場するところ。そして、作品そのものは1990年代のものなのに、2015年の今読んでもまったくどれも通用するということ。これはすごいと思います。

Gravityで描かれている宇宙飛行士の世界 VS リアル宇宙飛行士
さっきも書いたけれど、フィクションとノンフィクションの境界線が難しいわけですよ。そして好奇心旺盛な私はどこまでが本当で、どこが創作なのか知りたい!わけであります。だからその境界線について、実際の科学の現場でのありなしを検証しつつ説明してくれる本があったら読みたいです! どこかの出版社様、お願いします。宇宙科学の本を買って勉強すればいいんだけど、せっかく映画というこんなにいいきっかけがあるんだから、ここから宇宙科学に興味を持った読者を逃がさないためにも、ぜひ解説本を作ってくださいまし。


The Big Bang Theoryにサンドラ・ブロックの引用出てきた?
今、はまっている海外ドラマはThe Big Bang Theory(まだ?)。今Season4を見ていて、この間ちょうどサンドラ・ブロックについての会話があったたなあ、と思って調べてみたら『28Days』っていう映画のことだった。






How They Made Gravity
この無重力映画がどうやって撮影されたのか非常に気になったので調べてみたら、撮影シーンを紹介しているこんなミニムービーがありました。
もうグリーンバックですらないんだけね。俳優さんにとっては、体にワイヤーをつけて撮影するのが当たり前の時代なんだね。ああ、私も仕事でイラストレーターやフォトショップに悩まされているけど、映画を作るときにもPCの技術、特にCGの技術、それから光を操り計算する技術って大切なのね。このあたりのことちゃんと勉強するように息子にも言っておこう(笑)。


●オマケ:監督はこんな人(彼女、40歳くらいなのにかわいい人)
ザ・監督っていう感じのファッションね。くだけたワイシャツにパーカーが定番っぽい。