2012年7月27日金曜日

久保田一竹美術館





 ミシュランガイド三ツ星の観光スポットです。(公式サイト
711日に親友のマイコルとドライブがてら行ってきました。

見てこれ。美術館のつくりがもう素敵なの。青いくらい濃い緑と、サラっとした白い石畳で作られた建物と、ひろびろと中央にひろがる庭園。その庭園の奥の階段を上っていくと、和の独特な色彩で彩られた鮮やかな虹のような染物が展示されている本館へつながる。





 この本館の中がまた素敵☆

 ここはどこなの? と日本にいることを疑うかのような気すらする。メインエントランスの様子からラピュタに来たかのような感覚はあったけれど……。この建築のデザイン、飾られている装飾品もすべて一竹さんが自分で収集されたものらしい。

 ちょうど私たちとすれ違いで本館に入ってきた外国人夫婦の奥さんは、“I came here yesterday. But it wasn’t enough, I just had to come by here whenever I find time. They are too beautiful.”と言っていた。

 一竹美術館は本当に素敵な場所ですよ。河口湖の近くにあるので、富士山を眺めにドライブにいくついでにぜひ立ち寄ってみてください。心が「色のすばらしさ」に目覚めます!

2012年7月24日火曜日

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My morning glory. The seed planted last week already came out!  Very cute. I hope these will grow as high and wide as curtain to make a shade.



Resident of morning glory town.  Welcome!


Charade (1963)




Year 1963
Director : Stanley Donen
Writer/Screen Play: Peter Stone
Stars:  Cary Grant, Audrey Hepburn , Walter Matthau 



My rating: 4.0

Watch situation: At my mother’s house with mom .Broadcasted on BS


 この週末は会社の十周年ということで金曜日から3日間ぶっとおしで、セミナーを開催(企画、運営、主催)し、来客をもてなし毎晩接待という心身的にくたくたのウィークエンドだった。で、月曜、火曜が代休ということで今日はお休み一日目。実家に戻ってごろごろしていたら、BSで『シャレード』のオープニングが映って、「あ、シャレードだ! 見よ、見よ!」ということで見ることに。

 お母さんってば、いつもは記憶力悪い癖にこの映画のことは結構覚えているみたいで、「あ、この人悪い人だよ。」「あ、本当は○○が価値があるんだよ」とか言って、もろにネタばれ。私も何度か見たことあったけれど、すごく久しぶりだったから、オープニングの雪山が素敵だったことと(雪山のリゾートにはプールがあるのか!と子ども心に印象に残った)、結構恐い映画だったということくらいしか覚えていたかった。だから、ドキドキしながら見たかったのにさー。しかも、自分のイイタイこと言ったあとは、映画の途中でグースカ寝てたからね、お母さん。ま、疲れているのでしょう。ご苦労さまです。

★ MISS HEPBURN CLOTHES BY GIVENCHY
 と、いうことでレジーナ(ヘップバーンの役名)さんのお召し物はすべてジンバシーメイドなのね。もちろん、素敵だわーと思ったけれど、私は洋服よりもあのアップスタイルのヘアにかっこよさの秘密があると思う。アップにしてあれだけボリュームがあるんだから結構ロングのはずよね(映画の中で一度だけヘアをおろしているシーンあり。パジャマの格好をしているところ。ポニーテールだけれどそれなりに長いと思う)。そのボリューミーなヘアスタイルをすっぽり覆うような帽子、あれがかっこいいのよ!! あんな帽子あるの?
あれ欲しいよー。ヘップバーンの頭が小さいからあのようにできる……というわけではないよね……。
 あのヘアスタイルは体のスタイルのよさも最大限に引き出している! ジンバシーはあのヘアスタイルまで計算して洋服をつくりあげたのね、きっとそうだ。





Stanley Donen
 監督はスタンリー・ドーネン。 Singin in the rainもスタンリー監督なんだね。いやー、今までこの監督、ノーマークでした。今回初めてお名前を頭にたたきこみました。Wikiを読んでいて、1988年のアカデミー受賞式でタップダンスを踊ったと……。キャー! 見たい見たい。見つけました!



なんて、ひょうきんでおちゃめな監督なの! それにしても座席に映るスターたちも1988年らしくていいね。なんかやっぱり近代のアカデミー賞は規模ばかり大きくなりすぎて、エンターテイメントとしての完成度ばかり求めている気がするよ。そうじゃなくて、こうやってシンプルでいいから、受賞者、参加者の持ち味を最大限に生かせるようにしたほうがいいよ。だってそういうことを生業にしているプロの人たちが集まる会なんだよ。本人たちにもっと自由度をあげるべき。

Charade
 フランス語で「なぞ解き」という意味。


★en Taxi (エンタクシー)
 扶桑社の超世代文芸クオリティマガジンと名をうつこの雑誌。2012年SUMMERのvol.36の特集「コメディエンヌ! なぜ女は面白いか?」のアンケートで、あなたにとってのコメディエンヌとは誰ですか? という質問に数多くの著名人が回答している。それを読んでいて、オードリー・ヘップバーンという回答が多かったことも、この映画を見たくなった理由のひとつ。ちなみに日本人では片桐はいりさん有力。
 三谷幸喜組の戸田恵子、深津絵里ももちろんはずせない。最近では綾瀬はるかちゃんがその次に来るのではという意見もあったけれど、どうだろうか? 三谷組以外からも登場してほしい。

 


2012年7月20日金曜日

Fallen Words


 

先日、仕事を通じて親しくなった人に誘われて落語を見に行った。場所は経堂にあるさばの湯。ライブで落語を見るのはこれが初体験。さばの湯のサイトを覗いてみたら、浅草などで見かけるような本格的な舞台ではなく、銭湯の一角で、客をもてなすために行われているようなアットホームな雰囲気だったので、これならわたしでも!、と思って行ってみた。いや、むしろこれは「行きたい!」と思った。だって、こんな空間素敵すぎるもの。東京の、それも経堂の一角の銭湯で落語が見れるって、いいじゃない。ね?

 ところが、実際は銭湯の一角ではなく居酒屋の一角でした。お店のコンセプトは「屋台のような銭湯のような寄席のような呑み屋カフェ」……、ん? あ、「銭湯のような」っていうことは一概に私が間違えているわけでもないんだね。

 本格的な寄席に行ったことがないのでわかりませんが、このお店に集う人の雰囲気こそが本来の寄席なのでは、と思える庶民さがあふれていて、ここに行くことができて本当によかったです。

 私が見たのは桂吉坊さん。見た目は高校生、本当は30歳くらい(?)。最初に写真を見せてもらったときは、本当に高校生だと思ったよ。でも落語を聞けば、立派に経験を積んできたそれなりの年齢の人なんだとすぐにわかる。この日の演目は「七度狐」と「船弁慶」。どちらもとっても面白かった。話の内容、オチ、構成といった作家の成果として素晴らしさと、それを演じる噺家のすばらしさ。このふたつの息が合わないと落語の面白みは急激に激変してしまうでしょう。逆に言えば、噺家が変わるとそれだけ落語のオリジナリティも変化してくるということで、噺家の数だけ落語は面白みがあるのだね。

 この日一緒に行ったかたは、バイリンガルでありながら、日本の伝統芸能を研究しているパワフルな女性。落語のことなどなんにも知らない私に、「本物の落語は始まるまでの話は枕って言うのよ」、「あれは膝隠し」、「大阪と東京では落語家の昇進システムが違うのよ。関西は真打ち制度がなくてすべて実力次第。東京は真打ち制度があって、そのシステムに合わせて昇格した人の位が高いとされるの」、「上方の落語は、太古や三味線の音が入ってもいいんだけど、東京では入らないわね」、「上方は落語をやるときに前にテーブルを置くけれど、東京は座布団に正座するだけ、テーブルはなし」というような落語を見るには最低限の知識をその場で伝授してくれた。

 吉坊さん(落語家の名前は下の名前で呼ぶのが普通。そうでないと、一門で活躍している人が多いので、名字だけだと混乱してしまうため)の落語は本当におもしろかった。吉坊さんのファンになると同時には、私は落語に興味が沸いてしまってムンムン! だって、こんなに斬新で洗練されていて、日本人ならではの感覚でしか楽しめない伝統芸能はないでしょ。バイリンガルの人に聞いたけれど、落語のよさを英語で伝えるというのはヒジョーにヒジョ-に難しいらしい。そりゃそうでしょうよ。まず、大前提として日本語がわからないといけない、それから文化的な背景も少しはわからないといけない。また、日本語や日本文化をチラリと学習したところで、日本人的な価値観まで吸収するのは不可能でしょう。落語で笑うためには、この3点、日本語、歴史的知識、日本人特有の価値観が必要だと思います。
 
 一応私は日本語ネイティブだけれども、歴史的知識と言葉の絶対数が少ないために、落語を追いかけるのが大変なところは数か所ありましたね。だって、話すスピードが速いんだもの。これもダイナミックな演出のひとつなのでしょう。

 私が一番最初に落語に興味を持ったのは『タイガー&ドラゴン』。単純にストーリーが面白すぎて、毎回録画して見ていました。リアルタイムでも見ておきながら、ついこの間TSUTAYA100円レンタルしちゃいました。このドラマのおかげで落語の大枠もつかめたし、落語のコメディ感を現代にアレンジしちゃうクドカン(くんく)ってなんてハイセンスなのかしら、と思ってしまいます。このドラマのおかげで知っている落語の演目の名前も出てきたりして、嬉しい。




 さて、今は『桂吉坊がきく藝』を読んでいます。落語を勉強するために、これを読めーい、ということで借りました。おもしろい! 落語だけでなく、能、漫才、歌舞伎、文楽などで活躍されている先輩のかたがたに吉坊さんがインタビューをしていきます。落語の演目や内容はもちろん(今の段階では)意味不明だけれども、難しいところには注釈がついているので、注釈とにらめっこしながら読破しました。

 いやー、私はまだまだ勉強不足。落語だけでもこれだけ知らないことがあるのに、他の伝統舞台はどうなっちゃうのかしら。最後にもう一度言うけど、落語は本当におもしろい。
別の演目も必ず見に行こう。もっと若い人で一緒にこういうのを楽しめる人が増えるといいな。

2012年7月17日火曜日

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July 16th, it's my birthday! Yeah.

My boyfriend took me to the PIERRE HERME cafe at Omote-sando. My first time to have cake and drink in the cafe.  A combination of chocolate cocktail and macaroon cake had a big impression on taste and stomach, but I assure you can feel something special out of this.  Very suitable for birthday event.


I had a macaroon cake of raspberry. He had an caramel mille-feuille that is as twice bigger as my cake. Both are very good.




After we had a cafe, we happened to visit spiral building where held interesting exhibition. Look, aren't they cute?  This art is created by Pip & Pop.  We didn't have enough to look or talk closely but I took a picture. This is the moment when the photo techniques are required, at the sudden situation. I will train my self this year, and will learn about photography!





2012年7月15日日曜日

We Bought a Zoo (2011)




Year 2011
Director/Writer : Cameron Crowe
Writer/Screen Play: Aline Brosh McKenna


My rating: 3.9
Watch situation: at Shinjuku Movie Theater after work on Saturday


On June 23rd, I watched “We bought a Zoo” directed by Cameron Crowe. Today is July 13th, so it is almost 3 weeks ago. As time goes by, my memory and impression are fading down. I wish I had written this blog earlier but I was tied up with the work… oh well.

In fact, I couldn’t find any good contents to write about this movie. I’m not saying this movie is not good, but it was hard for me to find something exclusive.

In the mean time, I did a little research instead of writing. While thinking about what to write, I find some assignment to do, such as improving my writing skills, improving usage of English words, how to compose the paragraph, and finally, it goes to the usage of “a” and “the”, then of course it goes farther to countable word and uncountable word. Oh, it was a deep, deep, jungle. It takes certain amount of time to master. I was glad to meet these agendas.

OK, now I can talk about this movie. Actually, the most amazing part is not related to this movie. In my research, I found that “Elizabeth Town” fell into disrepute. What??? It’s my favorite movie!! Regardless of what other people say, I love this movie. Now it became clearer not to trust the comments from the mass media. This was the huge impact for me. Honestly, I love “Elizabeth Town” more than “We Bought a Zoo.”

The theme songs written by Jónsi are great. I love them very much. Of course the other songs in the movie, I’m pretty sure that they are selected by Cameron, are maniac in a good way, and teach us the greatness of the music.




In read in here, an interview with Cameron, he says that he told all actors to make a mixtape of their favorite songs. He played them while shooting. Scarlett’s tape was praised by Crowe.

Here is the quote:

Sometimes. With this one, the [cast] also made mixtapes for me. Because I started to ask them to give me something. Scarlett’s was great: like, Bob Dylan, some Tom Waits, old Rolling Stones. And Elle Fanning made a mixtape that was very heavy on Florence and the Machine. I’d play it while they were acting, and they would all have their own kind of musical world.

What a cute episode! It will be great idea to exchange a mixtape when we meet new friends or partner to work with.  I used to do that when I was in high school and college, but not any more like I did in those days. Cameron still take a high advantage of the mixtape. Well it doesn’t have to be a format of a tape, it could be a CD. Or it would be just fun to do that with a tape on purpose, I guess.

I didn’t know the band which Elle choose, Florence and the Machine. So here it is.



I like it. I should get their songs. Thanks, Elle.

Well, it’s little awkward to end today’s blog titled “We Bought a Zoo”, but I’m satisfied with my research. It was a full of discovery. Digging something out of something is the fun part of surfing on the internet!
Good night.



2012年7月9日月曜日

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My new pants!





Sunset at Yokosuka Base


2012年7月8日日曜日

Sophia Coppola 1




Somewhereがとても気に入ってしまい、先週また見てしまった。
ちょうど担当している書籍が校了する寸前のタイミングで、毎日終電で、休みもなく2週間ぶっとおしで働いていたという過酷なときだったにもかかわらず、また見てしまった。

なぜか。

それは、映画のイントロのフェラーリがサーキットをグルグルとただ回っているだけのシーンがどうしても見たくなってしまったから。そしてソフィアの映画のテクニックというものを意識して見たいと思ったから。(もちろんエルたんも見たかった!)

映画が好きだという友だちとちょうど映画の話をしていたら、彼もこのイントロの部分がとても好きだと言っていた。ちなみに彼は自分で映画も撮る人。作り手から見てもいいなと思える部分があるというのはすごいよね。

 友だちとの話題になったこともきっかけとなって、ひと月に2度もsomewhereを見てしまったのです。そしてソフィアの映画はどこかがすごいのか、彼女は何を目指しているのか、何を描きたいのかというクリエーターとしての真髄をさぐってみたくなって、ちょろりとネットで検索してみました。

 彼女はあまり積極的にメディアにはでないし、積極的に自分や自分の作品をアピールしたりすることはしていないと思う。映画が発表されると、映画配給会社やファッション雑誌がこぞってそれをダシにして宣伝に使うので、ソフィアを目にすることは多いのだけれど、それはあくまでも制作側が都合よくしているだけのことであって、彼女自身がしたくてしているものではないのだと思います。

 このことを強く感じたのはこちらのインタビュー。 これはsomewhere公開を記念してElleが独占的に撮ったもの。







 あれれ?? この映画はソフィアが子どものころに体験した思い出をもとにつくったものじゃないの? インタビューによると、当時パリに住んでいて、ただLAがなつかしくなってその思いを映画にしたかったということになっている。その上で、自分の知り合いが体験してきているエピソードを使ったりした、と言っているけれど、自分の幼少期の思い出ではないのね。おおお、これはまた危ない。いい加減な映画雑誌やファッション誌で、私はいくつも「ソフィアの子どものころの体験を映画にした」というレッテルをいくつか見た。

 また、「最近注目しているファッションは?」という質問に対して、「特にない。シンプルでカジュアルなものを身につけるようにしている」と回答している。あれ?? もっとファッションに敏感な人じゃなかったの? というのは、やはりファッション誌で彼女がおしゃれ番長として取り上げられていて、彼女がコラボレートしたファッションブランドなどもいくつもあるから、私が勝手に思い込んでいただけなのかもしれないけれど、それにしても温度差がありすぎるなーって思った。

 つまり、本人の意思とはまったく別のところで、メディアが勝手にいろいろと大きくして、「売り込みやすいアイコン」像に仕立てあげちゃっているということなんだよね。

 私は、「作り上げられた像」から学びたいことは何もない。やっぱり知りたいのは本人の素顔。そういう意味では、こういった本人がちゃんとしゃべっているインタビューはとても貴重。

 私が感じた温度差についてボーイフレンドに話したら、彼女はもともと学校をドロップアウトしてその時に写真を始めたのがきっかけで、映像を作るようになったということ。本当だかウソだかこのあたりはまだわかりませんが、彼女が写真を撮るのが好きだということはわかる。

 それにしても、自分がそんなに積極的にならなくても、必死にならなくても、大きくなるというのはやっぱり家族、特にお父さんの影響力は大きいよね。「運がいい」のでしょうね。もちろん実力もあるとは思うけれど、でも「運」も相当でっかいと思うよ。

 だから、きっと「運」があまりないけれど、実力がある人って本当にたくさんいるんだと思う。そういう人をもっと露出してほしいし、取り上げて欲しい。私も積極的にいろいろ探してみようと思います。

 と、言うことでソフィア熱が冷めたら次はネットでリサーチしたフォトグラファーを集めてみたいと思います。



※sofiaのオフィシャルサイトなのかな。  
Liferoithsofia photographs