2013年11月17日日曜日

Friends with Benefits (2011)


Year: 2011
Director & Writer: Will Gluck (“Easy A” etc)
Justin Timberlake, Mila Kunis

My Rating:★★★★(4点)
Where: Rent from TSUTAYA
邦題:ステイフレンズ

 1ティンバーレイク、2テーマがセフレ、3ミラ・クニスが相手役……ということでずっと気になっていた作品なんだけれど、ずっと機会を逃して見られなかった作品。それをやっと見ることができた。それも、ちょっと気持ちがぎくしゃくしている時だったのに、この映画のおかげで気持ちがパァっと華やかになったよ。
 今までの映画経験の中に、シンプルな恋愛映画が見たくてピックアップしたのに、体だけの関係を描くばかりでハッピーエンドにすらならないような映画にあたってしまったことが何度かあったので、もしかしたらそれ系かなぁと思っていたのだけれど、やっぱりそこはジャスティンさま!!そんな凹む気持ちにさせる映画にはなっていません。だから安心して、軽い気持ちで見られる、貴重なエンタメ映画ということで問題なし。最近この軽くて、楽しめる、エンタメ作品で優良なものがあまりなくて貴重なんだよね。

・ジャスティンとミラのキャスティングがよい
 そう、そもそもジャスティンとミラというキャスティングがもう成功を約束させたようなもの。映画や二人のインタビューを見ればわかるけれど、映画の中の役と素の二人はそんなに変わらないの。つまり映画の中でも結構ありのままの二人でいると思う。ジャスティンは茶目っ気あり、ユーモアありのかっこいいだけじゃない人だというのは知っていたけれど、ミラちゃんもこんなにユーモアがあって、明るい子だとは思わなかった。インタビューに何度も出てくるけれど、本当に二人のケミストリがすばらしいのだと思う。

・ジャスティンの(ちゃらい)ビジネスマンぷりがよい
ジャスティンはFrom LAの凄腕アートディレクターでジェイミー(ミラ・クニス)にヘッドハンティングされ、NYGQ誌で働くことになる。新しい職場の初日あいさつで、「俺のオフィスにドアはいらない。オープンな空間にして、誰でも気軽に入ってきて欲しい」ということを言うのだけれど、実はそれは何かのビジネス書の受け売りだったりして、ところどころで抜け目があるのがいい。




・好かれる女子はやっぱりgood girl
ミラが演じるジェイミー。まずジェイミーという名前にピンとくる。というのは、男の子でも女の子でも使えるこの名前は、アクティブで明るい人を連想させる。そしてそれがジェイミー(という名前の)の好感度の一番大きなところになっているような気がする。ミラが演じるジェイミーも私のイメージ通りの女子。なんにもでも明るく活発で見た目は軽い感じなのに、内面はgood girlで心は意外とセンシティブ。そんな女子のアルアル→都会から逃避するためのビルの屋上(ここに男子を連れてくる、そして「ここに連れてきたのはあなたが初めて」と言う)

・映画のノリが軽いからこそ重要なエンタメ要素
 この映画のエンタメ性は主演の二人だけでなく、他の演出にもある。たとえばジェイミーがディラン(ティンバーレイク)をタイムズスクエアに連れていくと、そこでいきなり「ニューヨーク・ニューヨーク」のフラッシュモブが始まる。NYに住んでいるのだから、こんな観光地で行われている観光客目当てのフラッシュモブなんて本当なら近寄りもしないはずなのに、あえて地元のそれを楽しんでいる様子がジェイミーの好感度をさらに上げる。ちゃんと地元を愛していることもgood girlの条件でしょう。
 それからもうひとつ。ジャスティンさまの特技が生かされていること。ディランが自分の高校時代の話をしているときに、ラップにはまっていた過去を明かされて、その話をしているシーンでRUN DMCJUMPを披露してくれちゃいます。(映画とは関係ないんだけど、こういうラップを何かひとつすらっと口から出せるようにしておけるとかっこいいよね。ビースティあたりを練習しようと思ったんだけど、過去に一度挫折した経験アリです……)

・エレンのショーでの二人のセフレについてのコメント
 アメリカ版『徹子の部屋』とも言われるThe Ellen Showにジャスティンとミラが出演したときの裸のシーンの撮影裏話がとてもおもしろかった。

「映画のようなセフレ関係って本当にアリだと思う?」と司会者のエレンがティンバーレイクに聞く。
ティンバーレイクは、「現実ではありえない。ありえたとしても数日。愛情なしのセックスはないでしょう。セックスしたら自然とfeelingはわいてくるものでしょう。この映画で伝えたいのはセフレがアリということじゃなくて、友達と恋愛関係になってもOKなんだよということ。」とコメント。うまいこと言うな。

(スクリプト一部書き起こし)
EL: Do you really think that can work?
JT: It’s really good idea until becomes bad idea probably that becomes a bad idea really fast. I think that everybody can agree with us when we say that at some points if you going to intimate with someone at some point somebody is going to feel something.
EL: If it’s bad, no one is going to develop any feeling.
JT: Well, they will develop feeling but it’s gonna be like “Ummm”. But I feel like a… like this film we… we had a lot of fun making this film. We obviously use those awkward situations, hopefully somebody out there will have you know some relation to how awkward sometimes sex can be and hopefully… the message we are trying to crosses that it’s not that so much OK to have sex with your friend or so much that it might be ok to fall in love with your friend. We may or may not fall in love in the end of this movie.


・ムービーアワードでのふたりの(おさわり)演出には会場がひいていたとか

EASY Aのエマ・ストーンがディランの元カノ役で出演している。ウィル・グラック監督に相当気に入られたのかな。

・フラッシュモブ 


ジャスティンJUMP (YouTubeへ)



Good Point!



この後にナタリーとアシュトンの『抱きたいカンケイ』を見るかどうか悩む……。
そういえば、アシュトンとミラは現在交際中……。
この映画の撮影中、ジャスティンとジェシカ・ビールは破局していて、映画の撮影直後に復縁したのよね。