2014年12月3日水曜日

New Girl -- Bad in Bed (S01EP08)



Suitsを見終ってしまってから、最近はNew GirlHuluで見ています。
邦題の『ダサかわ女子と三銃士』はなんつータイトルなんだと頭が爆発しそうになるけれど、まぁそれは抑えて、このBad in Bedの回が非常によかったのでメモ。
ジェスとポール(ジャスティン・ロング)が初めてベッドに入る回で、ジェスはやっぱり空回り。AVビデオを見たままに実演しようとしてSMモードに入ってしまうんだけど、それをやめさせて、

Can we just start over and go back to basics for a minute? Just you and me, OK?

とポールが言ってノーマルなモードに入るところが非常によいです。
あ、でもすぐにいつものジェスになっちゃうんだけど……。

そしてこの回のエンディングもとてもお気に入り☆(inエレベーター)

New Girl2年前くらいに見てから中断してしまっていたけれど、Huluのおかげで再開できてよかったわ。最初の時は気が付かなかったけれど、映画ネタ満載で、しかも私のツボにあっているので非常に勉強になります。続きも楽しみ。







2014年11月18日火曜日

理系の子―高校生科学オリンピックの青春(2012)





 ジュディ ダットン (), Judy Dutton (原著), 横山 啓明 (翻訳)


●本屋で見かけてプラっと買ってみた本
母親に子ども預けて息抜きに数駅離れたところにあるデパートに出かけたときに立ち寄った本屋でたまたま見かけて買った本。
オビにこんなコメントが書いてあったけれど、帯はすぐに捨ててしまった。でもなんとなく覚えていて、今検索してみたら、HONZはなかなか面白そうな書評サイトだったのでいいなと思いました。元マイクロソフト社長の成毛さんのHONZという説明が必ずついてしまうのが、なんかもやもやするけれど、ま、いっか。さすが元マイクロソフトの社長さんだね。

アメリカで毎年開かれるインテル主催のサイエンスフェアに出場した少年少女12名のひらめき、発見とフェアに出場するまでのいきさつなどを著者が独自にインタビューして書き下ろしたもの。12名にはそれぞれのストーリーがあり、仮にフェアを抜きにしたとしてもその家族模様や彼ら個人の葛藤だけでも十分に読み応えがあると思う。非常におもしろかった。


●最初の1話が放射能に魅せられた少年の話
テイラー・ウィルソン
彼のHPこちら

ツイッターアカウントの紹介は、Teenage Nuclear Physicist, World’s youngest Fusioneer。彼がフォローしているのはたったの10にしかいないのに、その中にズーイ・デシャネルのアカウントがあった。ズーイはもはや文化系のアイドルだけにとどまらないのだわ!

●グランド・ジャンクション(GJ)が舞台の理系ストーリーがあった
「手袋ボーイ」ライアン
ライアンをサポートしてくれた先生が立ち上げた実験ラボミュージアム。
GJに行ったら絶対に立ち寄ってみよう。GJと言っても日本人にはまったくなじみのない地名だよね。私にとっては親戚が住む町なので、とても親近感があるので。コロラド州デンバーからひと山離れたところにある町で、10年以上前はかなり「田舎」っていうイメージだったけれど、Googlemapで見てみたらすっごい成長していてびっくりした。

●言語学が理系と結びついた話をもっと知りたい
カイラ twitter 
現在はパラリンピックの選手をサポートし研究する職についているようだ。

カイラの開発した音階とアルファベットを組み合わせて言葉を伝えるメソッド




●自分の子どもに顕微鏡をあげよう!とひらめいちゃったけど……それはダメ!
本を読み終えて、真っ先に思い立った! うちの坊ちゃんが小学生くらいになったら顕微鏡をプレゼントしよう、と。きっとそうすればいろんなものを観察して、ミクロの世界に興味を持ち、そこからサインエスフェアに出場しちゃったりするかも……なんてね。甘い、甘い。この話を旦那にしたら、「俺、顕微鏡持ってたけど、全然使わなかったなあ」って。えええええーー! 
そうかー、やっぱり親が与えてはいけないのね。子どもが自分で興味を持つように仕向けないとダメなんだね。いあ、難しい。


●アメリカのリテタシーカリキュラムのプログラムに遭遇
アメリカはリテラシー教育に力を入れている(と思う、少なくとも日本よりは)。アメリカの子どもたちの読み書き能力をサポートするために莫大な費用が注がれ、さまざまなアプローチの学習法が編み出されている。今回、私もこの本を読んだまとめとして、登場した12名の実際の姿を見てみたいと思ってそれをまとめようと思った。そしたら、なんと!!すでにあったの。英語なんだけど。それもタイトルがEnglish Projectとついているので、おそらくEnglishのクラスのアサイメントとして、1冊の本について徹底的にまとめるというのがあったんじゃないかたな。サイトは下記のようにわかりやすくまとまっていて、ネットで情報を集めることができた。

1)8名のプロジェクトの簡単な詳細
2)本のサマリー
3)参考文献、リンク集
4)ボキャブラリー (サイトの作成者がこの本から学んだことば)
5)サイトマップ

いやあ、すごいよね。
日本もがんばれ! 未だに日本は、公立の高校でコンピューターの数が足りないとか、使える教員がいないとか、環境整備に時間がかかるとか言っているけれど、そんなこと言っている場合ではない!!!!!オイ!


●若い子どもをエキスパートがサポートするようなシステムがすばらしい
インテルのサイトに日本語版のページがあった。うれしい。この本に登場する少年少女が
フェアに出たのは10年以上も前の話で、それが本になって、その時の実験を読んでもすごいと思うのだから、今2014年なんてもっとすごいことになっているんだろうね。
とりあえず日本語のサイトを見る限り、日本からもフェアに参加しようと頑張っている少年少女の姿がたくさん見られて感激。




こちらが本家サイト(英語)



2014年度フェアのハイライト動画



このフェアは毎年3月に開催されるのね。覚えておこう。いつか行ってみたい!

本家サイトの中にあるScience news for studentのコーナーがかなり面白い。ヘンな新聞よりよっぽどおもしろい。バイリンガルニュースのマミちゃんとマイケルが好きそうな感じ。

いい成績をとったからとか、宿題をちゃんとやったからのご褒美でお金を子どもにあげるのはよくないとずっと思っていたけれど、でもやっぱりリターンて大切。このフェアの賞金(このフェア以外にもアメリカにはすごいたくさんの賞金を目玉にしている学生向けのフェアある)について考えてみて思った。もちろん賞金だけでなく、大学への進学権利や奨学金なども大きいけれど、それらはすべてお金に結びつくプライズだよね。日本もこういった教育をもっと盛り上げるプロジェクトをたくさんやればいいのに。ロボコンすばらしいんだからさ、もっと大々的にやればいいのに。

●著者・ジュディ・ダットンについて
女性だった! すみません、今調べる直前まで完全に男性だと思い込んでいました。男性でもジュディという名前があってもおかしくないよね??そして彼女の著作は2作で、1作がこれ、もう1作はSecrets from the Sex Lab

おお、読んでみたいじゃないないの。


●ビブリオバトル
映画のことは結構熱心に調べるんだけど、本の感想を書くのにネットで調査したことがあまりなくて、今回少していねいに検索してみたらいくつかセレンディピティがあったのでメモ。

これかはかなり面白そうだ。注目!
いやあ、こんな面白そうなバトルがあったなんて全く知らなかった。検索してみてよかった。
いやね、書店さんて本を売るだけじゃなくて、サイドビジネス、サイドサービスもかなり頑張っているのよね。こんなイベントを企画したり、自分の書店で開催した著者のトークイベントの音声や動画を独自に配信したりして(ココとか、結構レアなのあるでしょ?)。
やっぱり面白いものってアングラからくるのよね。最近手抜きでメインストリームばっかりみていたから、久しぶりに時間をかけてアングラサーチするとわくわくするわ。




2014年11月9日日曜日

ジャージーボーイズ (2014)



●いいと言っている人たちの感想がかたよりすぎている

…というのはですね、いくつかのブログを読んところ、「84歳のイーストウッドが映画化した」とか「84歳、後何作映画を撮れるかわからない彼が選んだ映画」とか、なんか同じようなことばっかり言ってるわけ。誰かの受け売りなんじゃないのかなあ。町山さんのラジオとかかな。確信はないけれど、でもなんか個人個人の自由な感想であるべきなのに、大勢の人が同じようなこと言っているのはおかしいかな、と。
つまり、町山さんとかウタマルさんの影響で映画語りを楽しんでいる人が増えたのかなと思うけれど、オリジナリティーがなきゃダメ。

ちなみに私の中で、ジャージーボーイズは100点満点中58点です。

●あの年代を知らない若者世代が共感して絶賛するのはおかしい

映画って、誰が見ても「いい映画」「最高の映画」というのは存在しないと思うんだよね。映画監督が選んだBESTムービーとかあるけれど、それは映画監督の視点で選んだ映画であって、映画監督ではない人が見ても同じ感想になるとは限らない。
同じように、世代や性別、育ってきた環境などによって、映画の伝えたいことと個人の感情の重なりかたはみんなばらばらなんだと思うの。ある一定の人たち(この映画の場合は60年代をリアルに知っている人で、音楽が好きな人で、それでいて男性)はこの映画に共感できて「最高!」とか言えると思うけれど、1980年生まれ、日本育ち、女性の私にしてみればFour Seasonsってどんな人たちなのかもリアルタイムではよくわからないし、知っている曲はもちろんあるけれど、そんなに思い入れがある曲ではないのよ。だから、誰もが大絶賛しているのが不思議でしかたないです。


●フランキーの声のすばらしさが最初はわからなかった

それから、映画の前半「フランキーの声はすげえんだ」と言われるけれど、はじめて歌声を聞いたとき「え! ヘンな声じゃん!」って思ったよ。どこがすごいのよ!って。
まあ、私は友人から事前に「この映画は5億点だから!」と高すぎる評価を聞いてしまっていたので、勝手に期待値上がりすぎっていたというのもよくなかったんだよね。
つーか、5億点ってなに?って感じ()。 そうこの友人がまさに町山さんとウタマルさんのラジオラバーなわけ。

でも後半になるにつれて、フランキーの高い歌声が独特なもので、ソウル風の音楽が流行っていた時代では、貴重な存在だったんだな、って感じられるようになりました。で、気になって検索してみたら、ジョン・ロイド・ヤング(ジャージーボーイズのフランキー)Glee seasonに出ているではないか!
  

●ミュージカルがそのまま残りすぎている

もともとはミュージカルの作品を映画化したもの。でも、それにしてもミュー時間感が残りすぎではないか、というところがちょっと気になった。そこがいいという声ももちろんあるみたいだけれど、私としては2時間の映画として、映画の手法で収めてほしかったなという気持ちがあります。冒頭で語りが入るのだけれども、複数人の語りがあって、誰の視点で語られているのか混乱しちゃうの。ミュージカルだとそれは必須な方法だと思うけれど、映画では別の手法でできると思うのです。

イーストウッド監督のこの映画に対する意気込みをチェックするためにインタビューを検索…



調べてみたけれど、あまりいいインタビューはなかったかな。
でも、上のトークを見ていて、わかったことが2点。

1:着メロのことを英語でRing toneという。
2:イーストウッドのRing toneは『夕陽のガンマン』(The Good, the bad and ugly)だということ。


●悪人を描くストーリーはたくさんあるけれど、私は苦手

The Bling Ringもそうだったけれど、根本的に悪人をかっこいいものとして描いているのが、私はあまり好きではないのね。もちろんギャングだったりしたのは若い頃だったのかもしれないけれど、でも平気で盗品まわりにある生活とか、奥さんのことを放置していて娘が荒れてしまっているのとか、「許せん!」と思ってしまうのです。この映画はそういった本当のストーリーをキレイに描かずに、ありのまま表現しているから、人の一生というのは、創られた映画のようにはなかなかうまくいかないんだと、いうことがわかるね。


60年代の曲になじみすぎているのがまずかったか

YouTubeなんかをいろいろ検索していてふと思ったんだけど、ShellyとかBig Girls dont cryとか、普段は全然聞いていなくて、映画のなかで久しぶりに聞いたりすると、また映画の感動が大きくなるような気がする。私は、日ごろから60年代サウンドを聞いていて(大好きな60年代のベストCDがあるのです)、ぜんぜん懐かしいって感じの気分ではなかったの。そのせいで感動が薄れて、感想が辛口になっているのかもしれません。




あ、dirty dancingね。このサントラ今でも結構聞いてるからな。the four seasonsというよりこの映画の曲、っていうのが私にとっての印象。←私にとってどういうものなのか、それが大切だとおもうんだよね。


お、なんだかんだ結構書いてしまった。
今日はこれまで。おやすみ。







2014年10月12日日曜日

舟を編む

義母に本をいただいたので読んでみました。義母は読書家で、私が自分では手にとりそうもない本をオススメしてくれたり、自分が読み終わった本をそのままくれたりします。これは私にとっては本当にありがたいこと。本、映画、音楽……いろんなエンタメ作品があるけれど、最近「本」に限ってはだんだん自分で選べなくなってきていて……いや、選ぶのが面倒という方が正しいかな。本屋に行っても、本があふれすぎていて、どれを買っていいのか、自分が本当に欲しい本なのか、お金を出して買うべき本なのかetc…考え出してしまうとなかなか変えない。
そして、悩んでいるとあっと言う間に1時間が経ってしまい、結局何も買わずに退散、ということがしょっちゅうです。ああ、また1時間無駄にした、という後悔ばかりが残ります。だから、知人や友だちがオススメしてくれる本は本当に貴重!
もう、本屋大賞は信じない
『舟を編む』は私が読んだ初めての本屋大賞の作品です。他の作品は読んでいないけれど、だいたい傾向がつかめた感じがします。~大賞という言葉に騙されて、自然と「芥川賞」「直木賞」と並列で考えてしまっていたのだけれど、まったく別物!とにかくまったく次元の違うものなので、そこがこんがらがっているひと、要注意!!(誰か私にこうやってアドバイスをくれる人がいたらよかったのに、と思います
私は本は読むけれど、そんなに名作ばかりよんでいるばかりではないし、どちらかというともっとも一般的な「もっと本を読みたいのだけれどなかなか読む時間がとれなくて1年に数冊本を読む層」に属していると思います。そんな文学に疎い私*でも、この話は「軽い!」とすぐにわかりました。「本を読んでいる」感じがしないのです。んー、漫画を読んでいる感じ。他に例えるなら、1回約50分の全10回ドラマを圧縮して2時間ドラマに仕立てた無理矢理感がもろに見えてしまって、物足りないし、展開には無理があるし、本当にこれが文学の賞を受賞した作品なのか、と疑問ばかりが残るのです。
そしたら……あった!!
私の疑問に対する回答はやっぱりここにあった。ズバリすっきりと答えてくれています。回答してくださったかたがたありがとうございます。
大企業出版社って本当にこんな感じなのか?
私も一応編集者なので、本を作る過程やそれぞれの段階での苦労など比較的理解している方かなと思うのですが、実際の現場から見るとこの本の舞台は楽園ですね。舞台の出版社は、辞書部門があるくらいなので大企業でしょう。しをんさん、いつか小規模出版社の話も書いてください。小規模出版社と大規模出版社では会社の体制がまったく違っていて、つまりそれぞれの仕事量や責任も違います。だから、小規模派の私からしてみるとまず、辞書の業務だけに専念できるという点があり得ません。
編集の仕事以外に、webサイトのメンテやら、荷物の発送やら、他の編集者の本の企画会議やら、メルマガの作成やら、アルバイトの管理やら(本書にもアルバイトの管理は出てきますが、アルバイトの人数が多いとそれはそれでめちゃくちゃ大変です。仕事を教えるのに時間がかかってしまって、自分でやったほうが早いよ、みたいなこと何度もあるし……)で、とにかく自分が担当している本にかけられる時間って、1日の3分の1くらいです。大企業は本当に自分の担当になった本の編集だけに専念してていいのかなあ、いいなああ。うらやましすぎるゾ!(本当にそうならね)
温暖差アレルギー
ここまであまりこの作品についていいことを書いていませんが、ひとつ本当によかったと思えるのは「温暖差アレルギー」という単語を知ることができたことです。辞書制作の話なので、もっと知的な用語がいっぱい身につくのかと思ったら、そんな描写はほとんどなく、私の心に一番残ったのは「温暖差アレルギー」でした。私、ぜったいにこれ。今までスギ花粉やブタクサにやられているのかなと思っていたけれど、絶対にこっちだと思うのです。
今までこの病名を知らなかったので、それだけでもいい収穫だわ。
秘密の花園
『舟を編む』は私が読んだ三浦しをんさんの作品としては2冊め。
1冊目に読んでみたいと思ったのは、これ、『秘密の花園』
ピンク色の女性向けなイラストが気にって、またブックオフで買えたという点も気に入ったのですが、イマイチ入りこめずに脱落してしまいました。期待値が高かったせいかがっくりして以来三浦さんの本は読んでいなかったです。
そして今回『舟を編む』を読んでやっぱり私には三浦さんの本は合わないんだと思った矢先、仕事でお世話になっている大先生からまた推薦されてしまったのです。
●️『あやつられ文楽鑑賞』
このタイミングはもうあっぱれとしかいいようがありません。
歌舞伎の話から伝統芸能の話になって、その流れで辿りついたのがこの本だったのです。Amazonの欲しいものリストにも登録しちゃったしまたいつか読むしかないでしょう(笑)。

2014年9月27日土曜日

Suits



TSUTAYAにもあまり行かなくなっちゃったし、ネットで手頃に映画が見られる方が便利だと思って登録したhuluですが、会社の先輩からおもしろいと聞いていたSuitsを見だしてから、ドラマ熱がだんだんとヒートアップしてきました。

海外ドラマに中毒性が高いというのは、前からわかっていて、だからこそ大好きなのだけれど、
子どもが生まれて、テレビや映画を見る時間なんて全然なーい!と嘆いていたところhuluとSuitsの力でめでたくドラマ復帰できたように思います。バンザイ!

実はhuluの無料お試し2週間が過ぎてから1カ月ほどは放置していて、まったく見ていませんでした。

しかーし、kindleとテレビを接続してテレビにhuluの画像を映せるようになったことから、huluの活躍度はパワーアップ。

Suits以外にも、子どもに英語の番組を見せたいなあと思っていた私にはもってこいのサービスで、
セサミストリートやCurious Georgeが英語で見放題。
しかもエピソードもなかなか豊富。

さて、Suitsですが、オモシローイ!
ワクワク、ドキドキ、ハラハラ、ケケケという感じで飽きません。
法律事務所が舞台ですが、殺人などの刑事訴訟ではなく、ほとんどがビジネスマターの訴訟で
あるにも関わらず、これだけスリリングにできるところが、さすがアメリカの海外ドラマ、という感じです。(ドラマなのにすっごいお金かかってる、ぜったい)

日本版のオフィシャルサイトを見てみると、

1)スーツの着こなし、NY流のファッション
2)映画ネタがいい感じに散りばめられている
3)凄腕イケメン弁護士ハーヴィと天才フリーターマイクのコンビ

というところが見どころということになっているけれど、

ファッションにそんなに興味のない私からしてみたら1)はそんなに魅力的な
ポイントではなかったけれど、でも実際このドラマを見ているメンズ(旦那含む)から話を聞くと
「とにかくスーツがかっこいい!」らしい。
特にハーヴィのスーツは襟の仕立てがぴっちりしていて、それはオーダーメイドで仕立てないと
絶対にきれいに整わない部分だということらしい。
うーん、ゴメン! 正直私にはよくわかんない!……わかんないけれど、でもメンズのスーツファッション知識としてひとつ賢くなったということでよかったと思う。

2)は結構細かいよー。私結構映画は見てるほうなので映画のタイトルが出てくれば、だいたいなんの話をしているのかわかるんだけど、映画のタイトルを伏せて、映画ネタで遊んだりするので、「え、今の映画ネタ?」みたいな感じで???となることもしばしば。
でも、ネイティブはきっといちいち映画のタイトルなんて出さなくても名シーンは通じるのでしょう。
(少なくともマイクとハーヴィの間では)

あとSuitsを見ているのは英語のkeep upのためでもあるんだけど、こういう表現がでてきて勉強になった。

・smack(発音:スマック)
ルイスが発音を間違えた(シュマック)と言っていて、その後も何度かネタになっていたので覚えた。
日本語の意味は「~をピシャリと打つ、強くたたく、(お尻を)ぺんぺんする」

・water under the bridge
慣用句だなと思って調べたらそうだった。ハードマンとジェシカが何度か使っていて、気になった。
日本語の意味は「過ぎてしまったこと」。実際のシーンでもそのようなニュアンスが十分につかめるところだったので、これも記憶によく残った。


・LSAT (発音:エル・セット)
ただのSATなら知ってるけど、みんな「エル・セット」と言っているのでなんだろうと思ったら、Law School Admission Testの略だった。日本版オフィシャルサイトの法律用語の解説コーナーに
ピックアップされているけど、実際には「エル・セット」と呼ばれていることが書かれていなかったのが残念。


・deposition:《法律》宣誓証言、宣誓供述書、供述録取(書)
 ピアソン・ハードマンの事務所のガラス張りの会議室で裁判の前にビデオカメラを使って尋問をすることをdepositionと言っていて、なんだろうと思ったら、このような意味だった。意味は知らなかったけれど、繰り返し同じシーンで、同じ状況を指して使われていたので、頭に残って、覚えてしまった。こういうリピート体験が重要。


その他調査メモ

●レイチェル役のメーガン・マークルはカリグラフィで生計を立てていた



●マイク・ロス役のパトリックアダムスは最近2014年に婚約



●スーツチェック
http://www.suits-tv.jp/special1/index.html

●女性人のブランド
レイチェル:エトワール・イザベル・マラン、ザックポーゼン
ドナ:スチュワート ワインツマン、エリザベスアンドジェームズ(オルセン姉妹プロデュース)

Elizabeath and James
http://www.elizabethandjames.us/

イザベル・マラン@tokyo
http://www.isabelmarant.com/jp/stores/japan/tokyo/1366-shibuya-ku.html

2014年9月6日土曜日

Beyond Belief: My Secret Life Inside Scientology and My Harrowing Escape





サイエントロジーのリーダーの姪が書いた暴露本だそうです。2013年刊行。
もう、それだけで読んでみたい! 気になる!
トム・クルーズやジョン・トラボルタがはまっているサイエントロジーがどんなものなのか読んでみたいね~。

ハードカバーとかで買う気はないけれど、kindle版も出ているようなのでよさそう。

こちらのブログを見て、この本を読んで読みたくなりました。


ちょっと最近積読本が溜まってきてるからすぐは読めなさそうだけど、でもここにメモしておけばきっとどこかでまた思い出せるはず。

2014年8月28日木曜日

The Time Traveler's Wife (2009)




Year:2009
Director: Robert Schwentke
Writers: Bruce Joel Rubin (screenplay), Audrey Niffenegger (novel)
Rachel McAdams, Eric Bana,

★★★★4
★★☆英語レベル2.5

Watched on 2014/7/30


●好みに信頼をおけるアメリカの友だちが送ってくれた作品
去年の夏休み、母がアメリカの友人のところに遊びに行った際に、その友人の娘さんであるジェイミーが「これをぜひ見て」と母に持たせて届けてくれた作品。

彼女のカルチャーセンスは非常に私とウマが合う。というか彼女から教えてもらったものすべてに私はどっぷりはまっている経歴がある。
例)mxpx(パンクバンド)Tegan and Sara(歌手)It's Always Sunny in Philadelphia(ドラマ)Beerpon(ゲーム)Left Right Center(ゲーム※後日別記事で紹介しよっと)など……

ジェイミーは東海岸側エリア(フロリダ)で典型的なアメリカのティーンエイジャー期を過ごし、
高校卒業後はニュージャージーに引っ越して、自分は手話の専門学校に通いながら、どちらかというとお金持ちの大学生、大学院生(医者を目指す学生や専門的な技術職を視野においた大学院生など)と一緒に遊ぶ時間が多くなった女の子。私もアメリカに遊びに行ったときにこの軍団と一緒に遊ばせてもらったけれど、友だちの輪が広くてびっくりした。コアになるグループは4~5名なのだけれど、フィラデルフィアのオールドシティ(学生の飲みストリート)に繰り出すと友だちがたくさんいて、みんな知り合いみたいな感じ。

みんなそこそこ夜遊びとかも好きなんだけど、学業はしっかりとしているところがすごいなと思った。
大卒なんてもう古い! 大学院生が当たり前、みたいな感じ。
ジェイミーはその輪の中で大学生でもなく大学院生でもないのだけれど、そういったグループの人たちと
仲良くなって、以降遊ぶようになったみたい。
私なんて日本からやってきた一時の旅行者で、その学生グループの誰よりも年上なのに、とてもフレンドリーに親切に接してくれて、私もグループの一員になれたかのように毎晩ジェイミーが一緒に遊びに連れて行ってくれたんだよね。
だから、アメリカの若者カルチャーを映画や音楽を通じて教えてくれただけではなく、ジェイミーは
私にアメリカの大学生カルチャーを体験させてくれたものすごく貴重な友だちなのです。
その彼女のレコメンということなので、DVDをもらってとてもうれしかった。


●原書は「洋書ファンクラブ」でも高評価
洋書ファンクラブは洋書コンシェルジュの渡辺由佳里さんが運営しているサイトで
その名のとおり洋書の紹介をしている。渡辺さんもアメリカ在住ということで、
日本国内で流通している意見や評価とは違う独自の視点をしっかり持っているので
渡辺さんの紹介する作品やおすすめ度はよく参考にさせてもらっています。

日本では話題にもならなかったような作品なのに、アメリカでは大きくヒット、というような
作品が実際のところはかなりたくさんあって、私が求めている情報や作品は実はまさにその部分!

この洋書ファンクラブでTime Traveler's wifeは小説として取り上げられていて、とても評価が
高かったので、これまた映画に対する期待度がちょっとアップ。


●小説と映画の罠
この作品はもしかすると小説の方が楽しめるかもしれない。
というのは、渡辺さんの紹介にもwikiの作品紹介にも、時制の使い方がユニークで面白い
というような内容があるからだ。英語は時制にうるさい言語なので、いつのことを
話しているのか明確にする必要がある。しかし本作品はすべてが現在形で書かれているため、
ストーリーの軸となる時代がいつに設定されているのかわからなくなってしまうという
ミステリーな構造になっているようだ。これは本当に面白そう。

映画版でも時制の点についてはできる限り再現されてると思う。
だって、私自身が映画を見てて時制がわからなくなったから。
「このイベントが起きたのは、アレの後?コレの前?」みたいな感覚で、
いくつかの人生における重要なイベントが途切れ途切れになって登場する。
それをつなぎ合わせていく要領で組み立てて並べていくとすべての謎が解ける、
みたいなしくみになっている。


●純愛100% --- アメリカ人はこれを求めている?
この映画は見ていてホホが赤くなってしまいそうなほど純愛。もちろんいろんなトラブルはあるけれど、
私が最近見た映画の中ではかなり恋愛度が高い。しかも純愛恋愛度! 二人だけの世界~☆みたいな空気ムンムンしています。
ジェイミーが好きそうな感じだなあと思いつつも、実際のアメリカ人の恋愛観とはかなりかけ離れているんじゃないかと思っています。
だって、みなさんくっついたり離れたりが本当にクイッククイック(日本人も同じかもしれないけれど)。
現実がそうだから、理想の世界ではやっぱり純愛を求めて、そこに希望を見出したり自分を投影したりするのかなーなんて
勝手に思ってしまいました。

●レイチェル・マクアダムス
そう、そしてまさに彼女こそが純愛度を高めている要因なのだと思うのですよ。
私の感覚で、まだオリジナルのキャラや方向性が定まりきっていないで、しかも似たような路線に停滞している
女優クラスがあって、レイチェルはまさにその軍団のひとりだったのよね。
みんな似たような映画で似たような役回りばっかりやってるから、いまいち誰が誰だかわからない、みたいな。

<私の中でいまいちキャラの線引きが確立できていない女優軍>
レイチェル・マクアダムス
レイチェル・ビンソン
ジェシカ・アルバ
ジェシカ・ビール
キャサリン・ヘイグル


で、このクラスにレイチェルが属していたことがこの映画にとってはプラスだったのだと思うのですよ。
まだそんなに個人のキャラが定着していない分、外見と表情がモロに作品中の役に溶け込んでいるので、余計な偏見や先入観なく作品に没頭できるのであります。

ほくろが自然でかわいい。
2015年のキャメロン・クロウ作品に出演予定(ブラッドリー・クーパー&エマ・ストーンも出演 ハワイにて撮影している模様)、じゃあありませんかああああ。IMDBによるとまだタイトルはuntitled.

・『きみに読む物語』まだ見てなかったね。
・『Midnight in Paris』のわがまま女房の役の子ね。
From Canada
Worked at mcdonalds for three years
Had dated with rayan gosling



<その他メモ>
Eric Banaはハルク
・クリスマス商戦ポスター(なぜか食卓にこの日本語のポスターあった)







2014年7月15日火曜日

Phoenixのリストマニア


  
私はPhoenixの大ファンです。Phoenixを初めて意識したのは、おそらく彼らのことをよく知っている人たちからするととても遅い方だと思うのですが、PS22のこの動画(↓)を見たころです。つまりそれまでは、日ごろから追いかけているソフィア・コッポラの旦那のバンドであると知りながらも、「別に―」という感じでノータッチだったわけです。ところが、PS22の動画を見て心を打たれました。素晴らしすぎる。歌い上げている子どもたちの姿も、それをまとめ上げている先生も、音楽も、すべてが素敵で、未だにこの動画を見ると不思議と涙してしまいます。それからPhoenixのアルバムを買い、ますます彼らとソフィアが好きになりました。




LISZTOMANIA

しかし、私はこのLISZTOMANIAの意味を知りませんでした。そして調べることもせず、勝手にリストマニア=リストカットマニア=自殺する人々のやりきれない思いを歌い上げているものだと勘違いしておりました。私、すっごいオバカ。でもこういう勘違いかなりよくやってます。(昔N’Syncの曲でも自分でもうけるくらい面白い勘違いしてたナ)だって、なんか切ない雰囲気のメロディとリストカットが結びついてしまって、もうこれはそういう歌なんだと思い込んでしまったんだから仕方がない。
でも、その勝手な思い込みから約4年経った今、やっぱり心のどこかで腑に落ちていなかったのか、LISZTOMANIAの意味をあらためて調べてみたところ、全然意味がちがうじゃーん、とうことになりまして、驚いたのであります。

最初にwikiで引いてみると、こうなりました。



もちろん日本語のページはありません。

そしてよくよくPVを見てみると一目瞭然。フランツ・リストを完璧に意識している歌だったのであります。そしてわかったことがもうひとつ。英語ネイティブでもこのLisztomaniaの意味をよくわかっていないということです。もちろん日本人よりは近いニュアンスが理解できているだろうけれど、新しい感覚というのか、アメリカ人にはない感覚の言葉の使い方なのだろうなと思いました。




    ★アルバムのレビューより抜粋
The album bounds forth energetically with the ball of energy that is “Lisztomania.” With a bouncy backbeat and playful chords, the song tears a page out of a history book with a reference to renown musician and teacher, Franz Liszt. Through this clever comparison, Mars takes us through the thrill of playing a concert and being adored, (“think less but see it grow, like a riot, like a riot, oh!”) if only for a few minutes.
こちらのページの解説より引用)

※それにしてもこの解説の分析よくできてる。Phoenixが好きならこのアーティストもおすすめのコーナーで挙げられているの全部わたしのど真ん中!

で、Lisztomaniaがどういう意味なのかというと
ひとことで言うと「熱狂ファン」もしくは「リストフィーバー」ですね。フランツ・リストのピアノ演奏会には毎回猛烈なファンが押し掛け、歓声をあげ興奮しすぎて気絶するような女性たちが大勢いたようで、その熱狂ぶりは一時的な感情の表れとしてではなく一種の「病気」(病的興奮=ヒステリー)と考える人もいたそうな。Lisztomaniaという言葉そのものは、こういったリストに対する熱狂ぶりをドイツの詩人でありジャーナリストでもあるハイリンヒ・ハイネの1844年リストのコンサートについてのレビューの中で初めて登場したようです。

ハイネさんという有名な方がこのような言葉を作ったから、きっと現代にも残るインパクトのある言葉になったのかなって思います。また、当時は熱狂の対象がリスト限定だったけれど、現代の一部のセレブなどに異常に熱入れするファンのことを指すようなニュアンスもあるよう。つまりジャニオタとかジャスティン・ビーバーのファンとかも同じ系統なんではないかと推測するのだけれど、でもwikiによるとBeatlemania(ビートルズのファン)とは区別したほうがよいみたいなのだけど、このあたりの線引きの感覚は私には難しすぎるので、あまり深く考えないようにします。

Wikiより引用
The writer Heinrich Heine coined the term Lisztomania to describe the outpouring of emotion that accompanied Liszt and his performances. 

coinedという単語、「新しいモノ・コトを作り出す(創造する)」という意味があるんだね。この例文で覚えました。勉強になった!

※Urban Dictionaryの説明もよいです。


(参考リンク)



そしていつも思うんだけど、フランス人ってなんでこんなに英語がうまいんだ?
Tahiti80を聞いても思ったんだ、このギモン。
日本人のバンドではありえないよね。いやああ、すごいすごい。

  • Phoenixが英語で歌うことについての記事


 ★この歌詞をそれなりのニュアンスで日本語にいつかしてみたいナ↓↓

"Lisztomania"

So sentimental
Not sentimental no!
Romantic, not disgusting yet
Darling, I’m down and lonely
When with the fortunate only
I’ve been looking for something else

Do let, do let, do let, jugulate, do let, do
Let’s go slowly, discouraged,
Distant from other interests
On your favorite weekend ending
This love’s for gentlemen only
That’s with the fortunate only
No, I gotta be someone else
These days it comes, it comes, it comes, it comes, it comes and goes

[Chorus 2x:]
Lisztomania
Think less but see it grow
Like a riot, like a riot, oh!
Not easily offended
Not hard to let it go
From a mess to the masses

Follow, misguide, stand still
Disgust, discourage
On this precious weekend ending
This love’s for gentlemen only
Wealthiest gentlemen only
And now that you’re lonely
Do let, do let, do let, jugulate, do let, do

Let’s go slowly, discouraged,
We’ll burn the pictures instead
When it’s all over we can barely discuss
For one minute only
Not with the fortunate only
Thought it could have been something else
These days it comes, it comes, it comes, it comes, it comes and goes

[Chorus 2x]

Ooh, this is showtime, this is showtime, this is showtime [2x]
Time, time to show it off, time to show it off, it's time to show [2x]

From a mess to the masses!
Lisztomania
Think less but see it grow
Like a riot, like a riot, oh!

Disgust, disgust, disgust, disgust, disgust, disgust, discouraged.




2014年6月15日日曜日

JAZZっていいなって思う



長谷部千彩さんのInstagramでカウント・ベイシーを聞きながら、ベランダでアイスコーヒーを飲んでいるという動画の投稿があって、「カウント・ベイシー」を調べてみたら素敵なジャズマンのおじさまだった。普段いろんな人のいろんな文章を読んで知らない固有名詞なんてたくさん出てくるのに、調べてみようと思う場合は何かピンと来るものがあって、それは運命の出会いなんだなって思う。縁っていうのかな。



今までなんどかJAZZを聞いてみようと思ってTSUTAYAでジャケ選びをして聞いてみたことがあったんだけど、はまったのBill Evansくらい。きっとその時の年齢とか気分もあったのだと思うけど、34歳の誕生日をもうすぐ控えている私はJazzがやっとわかるようになってきたのかもとも思う。



自分でジャケ選びでCDを選ぶのは好き。でも人がいいと言っているものに素直に飛びつくマインドも結構重要なんだなと思う。うーん、ちょっと違うかな。この人がいいと言っているものなら私も好きに違いないと思える人を見つけておくことが重要なんだよね。長谷部さんは私がお手本にしたい女性の大切なひとりです。これからもInstagram続けてくれるといいな。