2012年7月24日火曜日

Charade (1963)




Year 1963
Director : Stanley Donen
Writer/Screen Play: Peter Stone
Stars:  Cary Grant, Audrey Hepburn , Walter Matthau 



My rating: 4.0

Watch situation: At my mother’s house with mom .Broadcasted on BS


 この週末は会社の十周年ということで金曜日から3日間ぶっとおしで、セミナーを開催(企画、運営、主催)し、来客をもてなし毎晩接待という心身的にくたくたのウィークエンドだった。で、月曜、火曜が代休ということで今日はお休み一日目。実家に戻ってごろごろしていたら、BSで『シャレード』のオープニングが映って、「あ、シャレードだ! 見よ、見よ!」ということで見ることに。

 お母さんってば、いつもは記憶力悪い癖にこの映画のことは結構覚えているみたいで、「あ、この人悪い人だよ。」「あ、本当は○○が価値があるんだよ」とか言って、もろにネタばれ。私も何度か見たことあったけれど、すごく久しぶりだったから、オープニングの雪山が素敵だったことと(雪山のリゾートにはプールがあるのか!と子ども心に印象に残った)、結構恐い映画だったということくらいしか覚えていたかった。だから、ドキドキしながら見たかったのにさー。しかも、自分のイイタイこと言ったあとは、映画の途中でグースカ寝てたからね、お母さん。ま、疲れているのでしょう。ご苦労さまです。

★ MISS HEPBURN CLOTHES BY GIVENCHY
 と、いうことでレジーナ(ヘップバーンの役名)さんのお召し物はすべてジンバシーメイドなのね。もちろん、素敵だわーと思ったけれど、私は洋服よりもあのアップスタイルのヘアにかっこよさの秘密があると思う。アップにしてあれだけボリュームがあるんだから結構ロングのはずよね(映画の中で一度だけヘアをおろしているシーンあり。パジャマの格好をしているところ。ポニーテールだけれどそれなりに長いと思う)。そのボリューミーなヘアスタイルをすっぽり覆うような帽子、あれがかっこいいのよ!! あんな帽子あるの?
あれ欲しいよー。ヘップバーンの頭が小さいからあのようにできる……というわけではないよね……。
 あのヘアスタイルは体のスタイルのよさも最大限に引き出している! ジンバシーはあのヘアスタイルまで計算して洋服をつくりあげたのね、きっとそうだ。





Stanley Donen
 監督はスタンリー・ドーネン。 Singin in the rainもスタンリー監督なんだね。いやー、今までこの監督、ノーマークでした。今回初めてお名前を頭にたたきこみました。Wikiを読んでいて、1988年のアカデミー受賞式でタップダンスを踊ったと……。キャー! 見たい見たい。見つけました!



なんて、ひょうきんでおちゃめな監督なの! それにしても座席に映るスターたちも1988年らしくていいね。なんかやっぱり近代のアカデミー賞は規模ばかり大きくなりすぎて、エンターテイメントとしての完成度ばかり求めている気がするよ。そうじゃなくて、こうやってシンプルでいいから、受賞者、参加者の持ち味を最大限に生かせるようにしたほうがいいよ。だってそういうことを生業にしているプロの人たちが集まる会なんだよ。本人たちにもっと自由度をあげるべき。

Charade
 フランス語で「なぞ解き」という意味。


★en Taxi (エンタクシー)
 扶桑社の超世代文芸クオリティマガジンと名をうつこの雑誌。2012年SUMMERのvol.36の特集「コメディエンヌ! なぜ女は面白いか?」のアンケートで、あなたにとってのコメディエンヌとは誰ですか? という質問に数多くの著名人が回答している。それを読んでいて、オードリー・ヘップバーンという回答が多かったことも、この映画を見たくなった理由のひとつ。ちなみに日本人では片桐はいりさん有力。
 三谷幸喜組の戸田恵子、深津絵里ももちろんはずせない。最近では綾瀬はるかちゃんがその次に来るのではという意見もあったけれど、どうだろうか? 三谷組以外からも登場してほしい。