2012年11月26日月曜日

シドニー子育て記 

シドニー子育て記―シュタイナー教育との出会い―  雁屋 哲 著


『ミュンヘンの小学生』読了後、シュタイナー教育についてもっと知りたいと思い読んでみました。まさかマンガ『美味しんぼ』の原作を書かれているかたがシュタイナー教育についての本をだしているなんて思ってもみませんでした。

雁屋さんは4人の子どものために、日本の教育から逃げ出して理想に近い教育を求めてオーストラリアの地へ。そこでまさかシュタイナー教育に出会うとは思ってもみなかったのに、偶然にもグレネオン(シュタイナー学校)に子どもたちが入学して、そして子どもたちはそこを大変気に入り、最後に次男が卒業するまで20年ほどオーストラリアに住み着いてしまったという。

自分は「教育難民」だと冒頭に書かれていましたが、私にはその意味がなんとなくわかる気がします。私も雁屋さんと近い感覚で、シュタイナーの思想そのものにどっぷりはまるつもりもなく、強く信仰しているわけでもありません。ただ日本の今の教育を考えると自分の子どもを、受験という名の競争ばかりのレールにはどうしても置きたくないと考えています。その分、得意なことを伸ばして、子どものうちにたくさんの経験を吸収してほしいのです。そういった意味でこの本はとても勇気をくださいました。私が自分の子どもにどれだけシュタイナー教育を取り入れるかはまだわかりませんが、すくなくともしっかりと進むべき方向は見えてきたように思います。

まだお腹に子どもいる段階で、生まれてもないのにいろいろ調べてかなり気が早いかもしれませんが、でもまだまだ私の知らない教育理念や方法がたくさんあるはず。これからももっとリサーチ続けます。

これがグレネオン。 (

Glenaeon Rudolf Steiner School