Year: 1992
Director:Martin
Brest
Writers: Giovanni
Arpino (novel), Bo Goldman (screenplay)
Al Pacino,
Chris O'Donnell, Gabrielle Anwar
My Rating:★★★★☆(4.7点)
英語レベル: フランクの話し方に特徴があることと、軍関係の用語が多少でてくるところがちょっと難しめ。でも基本は日常会話レベル。
2015/10/18 w/ Isana@home
・グランマの大好きな映画のひとつ
私がアメリカのグランマの家にホームステイしているとき、グランマがこの映画が大好きで一緒に見たことがあった。でも私が16歳の時にはこの映画の良さはさっぱりわからなかった。でも今すごくわかる。なんであのときはわからなかったのかな。こんなにわかりやすい映画なのに*。この映画が公開されたのは1992年で、私が見たのは1996年。おそらく冬。おそらく年末。年越しだか新年にすることがなくてこの映画を引っ張り出してきて見た気がするナ。
*わかりやすい映画:これはきっと今,90年代を俯瞰して見られるようになったからこうやって言えるんだろうな。この映画はあきらかに、2015年最近の映画とは違う。何がって言われてもうまく言えないけど、でも90年代の映画にはあったけれど、最近の映画にはない何かがあると思う。その何か=「わかりやすさ」と解釈してるんだけどなんだろうね。私はその何かが大好きであることは間違いない。ラブ90’s!
・プリティーウーマン、男性版的なニュアンスあり
映画を見ながら「あ、なんかこれってプリティーウーマンっぽい」っていう考えが横切ったの。青年CharlieがFrank大佐に一人前の男に仕立てられていく……みたいな。上等なスーツを着たり、高級車に乗ったり、高級レストランに行ったりするもんね。なんだっけ、あのレストランの名前。あ、Oak Roomですって。
They dine out in style in the the Oak Room at the Plaza Hotel, Fifth Avenue at 59th Street. This classy wood-panelled restaurant is where Arthur Bach (Moore) drinks with hooker Gloria in the original 1981 Arthur. The Plaza itself is a screen regular – it was from the hotel’s lobby that Cary Grant is abducted in North By Northwest.
って調べていたらなんとOak Roomは2015年6月にクローズされることが決定したらしい。行きたいって思ったのに。残念。(→記事)
・フィリップシーモアホフマンはこのとき一体何歳なんだ!?
調べてみたところ、25歳くらいですね。いやあ若い。それにしてもこの写真いい感じだね。主人公のCharlieが通っているのはプレップスクールだから、これもプレッピー映画ともいえるよね。
・アル・パチーノか、デ・ニーロか?? やっぱりパチーノでしょ。
この映画のパチーノの盲目老人の演技は非常にすばらしい。これこそアカデミー主演賞でしょう。これを基準に他の年度の主演男優女優を少し研究しつつ見てみたいと思う。これは映画を見るうえで面白い条件になりそう。
参考までに主演男優賞の履歴。
ここに掲載するのは1980年代以降のみ。
(見たことあるものに★)
2015年 エディ・レッドメイン 「博士と彼女のセオリー」
2014年 マシュー・マコノヒー 「ダラス・バイヤーズクラブ」
2013年 ダニエル・デイ・ルイス 「リンカーン」
2012年 ジャン・デュジャルダン 「アーティスト」
2011年 コリン・ファース 「英国王のスピーチ」
2010年 ジェフ・ブリッジス 「クレイジー・ハート」
2009年 ショーン・ペン 「ミルク」
2008年 ダニエル・デイ=ルイス 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
2007年 フォレスト・ウィテカー 「the last king of scotland」
2006年 フィリップ・シーモア・ホフマン 「カポーティ」
2005年 ジェイミー・フォックス 「レイ」
2004年 ショーン・ペン 「ミスティック・リバー」
2003年 エイドリアン・ブロディ 「戦場のピアニスト」
2002年 デンゼル・ワシントン 「トレーニング デイ」
2001年 ラッセル・クロウ 「グラディエーター」
2000年 ケヴィン・スペイシー 「アメリカン・ビューティー」★
1999年 ロベルト・ベニーニ 「ライフ・イズ・ビューティフル」
1998年 ジャック・ニコルソン 「恋愛小説家」★
1997年 ジェフリー・ラッシュ 「シャイン」
1996年 ニコラス・ケイジ 「リービング・ラスベガス」
1995年 トム・ハンクス 「フォレスト・ガンプ/一期一会」★
1994年 トム・ハンクス 「フィラデルフィア」★
1993年 アル・パチーノ 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」★
1992年 アンソニー・ホプキンス 「羊たちの沈黙」★
1991年 ジェレミー・アイアンズ 「運命の逆転」
1990年 ダニエル・デイ・ルイス 「マイ・レフトフット」
1989年 ダスティン・ホフマン 「レインマン」★
1988年 マイケル・ダグラス 「ウォール街」★
1987年 ポール・ニューマン 「ハスラー2」
1986年 ウィリアム・ハート 「蜘蛛女のキス」
1985年 フランク・マーレイ・エイブラハム 「アマデウス」★
1984年 ロバート・デュバル 「テンダー・マーシー」
1983年 ベン・キングスレー 「ガンジー」
1982年 ヘンリー・フォンダ 「黄昏」★
1981年 ロバート・デ・ニーロ 「レイジング・ブル」
1980年 ダスティン・ホフマン 「クレイマー・クレイマー」★
えええ、意外と見たことのある作品が少なくてびっくりする。最近の映画に関しては全滅だね。マ、ズ、イ……。これじゃアカデミーの俳優さん比べるなんてとてもできないね。もっとたくさん映画見ないとね。
(今度女優版もやってみよう)
・そりゃ、確かにPTSDの映画だけどさ、、、
「クリント・イーストウッドはPTSDが絡む映画しか作らないじゃん」って誰でもが知っているような共通項目として言わないでほしい。うちの旦那がこういうこと言うの好きなんだわ。→私は知らなかったぜ。そんな視点で彼の映画を見たことがない。
・ガブリエル・アンウォーが素晴らしく素敵
タンゴを踊るシーン。これは名シーンです。このシーンにしかアンウォーが登場していなくて残念。もっと見たかった。こんなにかわいい女優さんがいたなんて。ものすごく私の好みの顔。1970年生まれだから、このときは22歳くらいだね。今は45歳くらいか。バーンノーティスに出ていたみたい。
このシーン。アル・パチーノの名演技とともに御覧あれ!
アンウォーは1993年に『バラ色の選択』にも出ているみたい。何度か見たことあるけど、アンウォー目的でもう一回どっかで見ないと!
・名言:If you make a mistake and
get all tangled up, you just tango on.
座右の銘にしてもいいくらい名言だわ。Fly to the
moon, even if you miss, you’ll land among the stars.を超えたかも。年齢に応じて座右の銘変わってもいいよね。