Year:2013
Director: Richard Linklater
Writer: Richard
Linklater, Julie Delpy, Ethan Hawke
Cast: Julie
Delpy, Ethan Hawke
★★★★☆4.5点
★★★★★英語レベル5点
フランス語、ギリシャ語を母語とする人が英語で話すシーンが多いので、アメリカ英語に慣れている私には、聞き取れないところも多かった。また、セリフが長いことと、いろんな理論武装のトークが多いので英語レベルは結構高いと思う。
Watched on
2015/11/8
●前の2作がモーレツに見たくなった
TSUTAYAでレンタルしたDVDだったので、冒頭に映画紹介のトレーラーがたっくさん入っていて(7~8作くらい入っていた気がするよ。前からこんなに入っていたっけ?)、その中で前2作も紹介されていた。それが非常にいい感じのトレイラーで、midnightを見る前からもう前の作品を見たくなってしまったよ。
前2作のトレイラーのどんなところがよかったかというと、「大人が素直に恋愛している姿」ですね。これに尽きる!
●Neptune
Records T-shirt
あらら?
Neptune Recordsでwiki検索したら、日本語ページなかった、、、。
英語の記事から引用しますと、
Eighteen years after their first encounter, Jesse is very much the cool-dad figure, waving his son off at the airport wearing a Neptune Records (so niche, they put out only about 20 records) T-shirt. Céline’s pretty much the same, despite her protestations that she’s middle-aged, has a “fat ass” and is losing her hair.
ということで、Neptune Recordsは20レコードくらいしかリリースしなかったにも関わらず知名度のあるニッチなレーベルなようです。そんなマニアックなT-shirtsをオープニングのシーンでジェシーが着ているのがとても記憶に残っているんだけど、これはジェシーの子供っぽさを象徴する一つとしての演出なのね、きっと。
●Before
Midnight Writers Trio Interview
このインタビュー動画はいいです。20分くらいだけど、この映画を作るにあったってのプロセスがよくわかるし、それぞれの考え方や性格も出てるし、映画の外でどんな人物なのかも垣間見ることができる。そしてこの動画を見終わって、私が思ったのはジュリーとイーサンは結構素で映画の中のキャラクターに似てるんじゃないかということです。まあ、映画を見て、この動画も見ていただければなんとなく私の言いたいことはお分かりいただけるかと思います。
リンクレイター監督は時間を武器にとてもいい作品をつくる監督だわ。映画のテーマもものすごく私の好み。Boyhood(2014)はアメリカに行くときに飛行機の中で途中まで見てストップしているから、早く最後まで見なきゃ。でも昨日、近所のTSUTAYAに行ったらなかったんですケド……。ああ、どうやってゲットしようかな。
●Check
the Chemistry
これはインタビュー動画でリンクレイター監督が、イーサン・ホークをオーディションした理由として述べた言葉。すでに前の2作に出演しているのに、今回の映画のためにもイーサンはオーディションを受けたんだ。それについて、監督はI just had to check the chemistry.だって。なーる。
●1テイクで14分間カメラを回し続ける!
Long shot is
meant to make the audience feel like they are actually there. The longer take
makes more reality to the audience. I see.
1作目のlongest
shotは7分。今回のlongest は14分らしい。(according to the interview movie
above)
●とても素敵な女優さん見っけ。Ariane Labed
名前でwikiを検索したらやっぱり日本語ページはなかった。カタカナにするとアリアーヌ・ラベっていうのかな。ギリシャの女優さんなので。参考サイト
ベネチア国際映画祭でsomewhereが銀獅子賞とったときに、アリアーヌは『アッテンバーグ』という映画で主演女優賞とってる!
え!!!?っていうカバー画像だけど、でも面白そう。逆に興味をひかれちゃう感じ(笑)。
●作品そのもの、内容について
映画評論家とか私のまわりの映画好きは3作の中でこの作品が一番好きだという人が多い。その理由はさまざまだと思うんだけど、私にとってこの映画の主人公のふたりってものすごくリアルに私と私の旦那の関係性を過去も未来も描きだしていて(いろんなディティールを含め。今回のキーワードは「タイムマシン」)、ある意味「怖すぎる」ところまで行ってしまっているかも。それを映画にまとめて、多くの評価が集まるということは、こういうケンカや男女間の関係性っていうのはある意味多くの大人の中で共通項として認識されているエレメントなんだね。多くの人が共感できる共通項を描いたという意味では非常に「よくやってくれた、私はうれしい!」っていう気持ちでいっぱい。でもどれが一番好きっていう話は非常に難しくて、それぞれの年代で(1から3作目)で評価する内容も変わってきているわけなので、ベストを選ぶ必要はまったくないんじゃないかって思うよ。その代りシリーズ全体を通じて私はかなり高得点です。我が家もお金はなく、問題山積みですが、なんとかユーモアと理論武装のかけあいでバランスをとりながらうまくやっていきたいと思うであります。
●いつか行きたいギリシャ・カラマタ
漠然とギリシャには行ってみたいと思うけれど、でもギリシャのどこって言われてもパッと出てこないので、「ビフォア・ミッドナイトの舞台のカラマタ」って言えるように覚えていこう。地図見てみて! 地中海に面したとっても素敵なところだよきっと(映画でもインタビューでもいいところだって言ってたもんね)
●20年後の自分への手紙
映画の中でジェシーが、20歳の時に20年後の自分に手紙を書いたんだっていうエピソードが出てくる。おもしろいから、私も今から20年後の自分に手紙が書きたくなったよ。そんときは55歳じゃん! いいかも!